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ポップ→マァム→←ヒュンケル的なポップがプチ失恋SS

すでにピクシブには載せていますが、
こちらにも上げておきます。
記念すべきWEB用の初SS。
私はポップ×マァム大好きですが、基本的に
マァムが大好きですので、彼女が幸せならば
相手はポップでなくとも良いと思っています。
ただ、ポップが相手のほうがより幸せになれる
んじゃないかと思っていますがw

これはポップがちょっと可哀想だったり、
言葉遣いが悪かったりします。
ぽんと思いつくままに書いたので、深く考えずにぬるっと読んで下さいね。
本当はポップに「ヒュンケル禿げろ!」って言わせたかったんですが、
なんかあんまりなので、それは止めました…。

OKな方のみ、続きからお読みください。短いですが(>_<)
ふと窓から見下ろした中庭。そこに見つけた人影に、俺の心臓が少しだけ跳ねた。

「あいつ、来てたのか」

城の中庭に作られている小さめの箱庭。そこに備え付けられた石造りのベンチに座っている一人の女性。

「一人で何やってんだ…?」

遠くから見つめるポップの問いかけは当然彼女には聞こえないけれど。

「今日は女の子らしい格好してんだな」

やさしげな表情で庭に咲くバラを眺める彼女に、見惚れてしまう。

ああいう女性的な顔は俺の前ではあまり見せない。

というか、いつも怒らせてしまうから、見られないだけかもしれないが。

普段見られないからなのか、そういう顔を見るとドキドキしてしまう、好きだと再確認させられる。

「そういえば、好きになったのも、あいつの泣き顔見た時だったな」

ふとその頃が頭をよぎる。そんなに前のことではないのに、もう随分と昔のことのようだ。

勝気で凶暴な女だと思っていたのに、あんな風に泣かれて、俺が守ってやりたいなんて気分になっちまった。

そう思いながらも、結局何回も助けられたりもしたな…。武闘家になってからは特に。

大戦が終わった今では、マァムは武闘着ではなく、普通の女性の格好をしていた。

しばらくは村に戻って、ロモスの復興の手伝いをしながら、教会で孤児たちの世話をしているからだ。

スカートの丈も、長くなった。あの頃のミニ丈が懐かしい。

こないだポロッと本音を言ったらぶん殴られた。相変わらず力だけはゴリラ並だ。

脚が綺麗だって褒めてんのになんで怒るのか分からん。

とりとめもない思考をめぐらせながら、彼女の顔を見詰めていたが、

ふとマァムの表情が微笑みに変わった。

どうやら誰かと待ち合わせでもしていたようだ。

なんだか、いやな予感がする。まさか…

「久しぶりだな、マァム」

「ヒュンケル!元気そうで良かった。」

「頼まれていた、薬草類と道具、手に入ったぞ」

「ありがとう、助かるわ、普通では手に入りづらいものだから」

楽しげに言葉を交わす二人を、苦虫を噛み潰したようなポップが見つめている。

何を話しているのか、ここからは分からない。荷の受け渡しをしているっぽい…が、

なにやら楽しげな雰囲気は伝わってくる。…仲良さげである。

「チッ、嫌なもの見ちまった」

…ヒュンケルも戻っていたのか。姿を見かけるのは久々だ。

元気そうだ。それにしても、やはりいい男だ。男から見てもそう思わざるおえない。

陽射しに透けてさらさら揺れる綺麗な銀髪。背も高い。

整った顔。静かな紫の瞳。こないだ、城下町の女の子たちの間でヒュンケルの良さを語り合う会とか言うのが

開かれたと噂で聞いたが。なんでも、ヒュンケル様は世界で一番のイケメンだ、とかなんとか。

……男は外見じゃねーよ! あんなの朴念仁じゃねぇか! 自分から何も喋んなくてもいいのかっつーの!

……ヒュンケル様なら眺めているだけで幸せ! とか言われそうだな……。

「チッ! ヒュンケルの野郎…。無駄に男前でむかつくぜ」

ああ、俺ってみっともないし情けない。分かってる、ヒュンケルが男前で、キャーキャー言われるのはあいつのせいじゃない。

それにあの野郎は会った事もない女の子に興味なんて無い。

そしてあいつも、男を外見で選ぶような女じゃない。

なのにこんなにムシャクシャするのは。

あいつが、あんな嬉しそうな顔して笑うから。

俺の前ではそんな顔で笑わないくせに。自覚も無いのがもっと悔しい。

自分の気持ちに鈍感すぎる、お前ら二人とも。

二人で居るとき、そんなに幸せそうに笑うなら。もう、答え出しちまえばいいだろ。

人の心配ばかりして、自分のことはいつも後回し。そのせいで、自分の気持ちにすら気づかない。

ああ、悔しい。悔しくて仕方が無い。

俺の好きな女に無自覚に好きな男がいることも。

あの野郎が想いを告げることすら罪だと考えていることも。

そして何より、腹が立つのは。

二人ともに幸せになってもらいたい、なんて思ってしまう、甘ちゃんな俺自身だ。



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