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SS  ポップとダイ パラレル ほのぼの 

誕生日おめでとう、俺!!! 企画。
ということで、今日誕生日なんです実はww
なので、好き勝手に作ったSSを載せますよ!あまり作り込んでないので載せるかどうか迷ってて放置していたポップとダイの変な話があるので、誕生日にかこつけて救済します。

結婚という表現が出ますが、BLではないです。(同姓同士も結婚できる設定ですが)カプも決めていません。
ポップとダイのパラレルのほのぼのです。
一度新婚系の話を書いておきたいなと思って作り始めたんですが、なんか違うwwwww
よそ様のようなラブラブな新婚本みたいなお話にならないwwww
おかしいな…と思いながらもとりあえず導入部分だけ完成して置いていたものです。
突っ込みどころ満載で、短いお話ですが、良かったら続きから読んでやってくださいね。

★あらすじ★
ポップは最近結婚した。といっても形だけで、実際はただの同居人。
その相手は深夜の公園で血まみれで倒れていて…  みたいな感じです。


俺は最近結婚した。
しかし、結婚したといっても形だけで籍は入れていない。
結婚式もしていないし、親にも内緒だ。ただ、ご近所への手前、結婚していますと言っているだけで。
だが、こいつは…一応形だけのはずの俺の妻は、なんだかその名称が気に入ったのか、毎朝俺の世話を焼きたがる。
本当に困ったものだ。え? なんで世話を焼かれて困るんだって? それは…

「ねぇ、ポップ。目玉焼きってこれでいい? あ、パン入れっぱなしだった! あっお湯沸いてるっあつつつt」
「…お前はもう何もするなって昨日も言っただろ…」
お湯を沸かしているガスコンロの火を止め、黒焦げのパンを取り出し、目玉焼きをフライパンから取り出した。…はぁ。今日もパンと目玉焼きは真っ黒だ。毎日毎日これじゃあ、俺が胃癌になるのもそう遠いことじゃない気がする。
「ちょっとじっとしてられないのかよ!」
「だってお腹空いたんだもん…それにポップにご飯作ってあげたかったし…」
「はぁ、ったくお前は。いいから座ってろ、すぐ出来るから」
「はーい」
はぁ…朝からため息が止まらない。なんでこんな奴、拾ってしまったんだろう。
不器用にも程がある。出来ないならしなくていいと、何度言っても聞きゃしないし、朝起きるのだけは早いこいつは、俺が寝てる間にいろいろするもんだから、家にあったほとんどの皿を買い換える羽目になった。
買い換えるとき、割れないものにしたから、もう割れた破片の掃除からは解放されたけれど。
しかし、心配でおれまで最近は早起きするようになってしまった。早寝早起きなんて健康的な生活、一体何年ぶりだろう。親元にいた頃以来かもしれない。

俺が作り直した簡単な朝食を二人で食べて、緩くしていたネクタイを締めて出勤しようと席を立つ。

「あ、ポップ、ネクタイ曲がってるよ? 直してあげる!」
「えぇ? いいって自分で…」
こういうときのこいつはなんだかやけに嬉しそうな顔をしている。
小さい背を必死に伸ばしてネクタイを直そうとするダイを見下ろし、仕方ないなと動かないでいる。
「えっと、ここをこうして」
「ちょ、絞まってる絞まってる!」
「あれ、ホント? じゃあこっちかな?」
「ぐえぇ! もう、離せこのやろう! 殺す気か!」
「ごめんなさいぃ」

こいつ、体は小さいくせにとんでもない怪力の持ち主である。なにかっていうと痛い思いをするのはこの俺だ。
もういい加減、ネクタイの締め方ぐらい覚えて欲しい。
…でも、なんだか一生懸命に俺の世話を焼こうとするこいつを見ていると、どうしても無碍に出来ない自分がいて、絞められるのが分かっているのに断れない自分がいて。

「もう、いい。行ってきます!」
「いってらっしゃーーい!」
ぶんぶん手を振りながら見送るあいつを、ちらりと横目で見て、俺は玄関を出た。
ここから駅まではほんの5分ほどだ。
今日はまたいい天気で、空は青く澄んだ快晴が広がっている。
もうすぐ、春だな。
あいつを拾ったときはまだ雪が降るほど寒い日だったのに。

…あんな身元も知れない怪しい奴、どうして拾ったんだろう。
そりゃ、大怪我してたから、ほっておけなかったんだけど。

公園の草むらの中に居るあいつを見たとき、俺は本当にびっくりして、情けないことに腰が抜けた。
声も出せないくらいに驚いたのだ。だってそうだろう? まだ小さな子供が、血まみれで倒れていたんだから。

驚いて尻餅をついたそんな俺を見て、あいつはなんて言ったと思う?

「驚かせて、ごめんね。お願いだから、こわがらないで」
ってひどく寂しそうな目で言ったんだ。
俺は一瞬、何を言われているのか、理解できなかった。いや、聞き取れはしたけど意味が分からなかったというべきか。
血だらけで倒れている子供が、言うような言葉ではない。これは、何か、おかしい。関わらない方が、いいんじゃないか。
でも俺は、その子供に話しかけてしまっていた。

「お、おまえ、大丈夫か?」
そいつはそれを聞いて、すごく驚いた顔をした。それから、嬉しそうに笑って。
「おれ、心配されたのなんて初めて。嬉しい」
ずいぶんとトンチンカンな返事が返ってきた。俺はちょっとイラッとしたおかげで、やっと普段の自分の感覚が戻ってきた。

「ハァ? そんな事言ってる場合かよ、そんな血、血だらけで! 早く、病院…!」
「あ、病院はだめ。 じっとしてれば、だいじょうぶだから…」
「ハァァ?? そんな怪我がじっとしてるだけで、治るわけ、無いだろうが!」

気付いたときにはそう怒鳴って、あいつをおぶって家路についていた。
「君の背中あったかいね」
「そーかよ。のんきな奴だなほんとに!」
血まみれなのにぼんやりとそんな風に言いながら、もう寝息を立てているのに気付いて、ポップはびっくりした。
「寝てる…んだよな。死んでねぇよな?」
ふとそんな怖い考えが脳裏によぎる。
息をつめて耳をすませると、すぅすぅとかすかな寝息が聞こえてきた。ポップはその時ひどくほっとしたのを覚えている。
息をしているという当たり前のことに、こんなにも安心したのは初めてのことだった。
「……まったく、置いてやるのは怪我が治るまでなんだからな……」
すやすや眠るそいつに向かってなのか、妙なことに首を突っ込んでしまった自分に対して言い訳しているのか、ポップは小さな声でそうつぶやき、背中のそいつをよいしょと抱えなおして、家までの道を急いだのだった。


けど、怪我が治っても、居座り続けるこいつに、俺は結局出て行けと言えないままだ。
病院にもいきたくない。怪我の治りも異常に早い。一般常識も知らない。おかしな事だらけのこいつに不信感を抱きながらも、俺は何故かほっておけないような気持ちになってしまって、なし崩しに一緒に居る。
ご近所さんから質問されたときも、とっさに妻ですなんて言っちまって。
随分若いのねなんて言われて、童顔なんですなんて適当こいてごまかして。一体いつまで一緒に暮らすつもりなんだろう?
俺は自分の気持ちがよく分からないでいる。
考えながら歩いたせいか、いつのまにか駅の前についていた。
ふぅとひとつため息をつき、俺は駅の改札へ定期を通した。

続く…かもしれない。
読んで下さってありがとうございました!
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